新車ヴェゼル コーティング施工
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新車ヴェゼルのコーティング施工をしました。
今回使用したコーティング剤はG'zoxのクラスH 疎水タイプです。なぜ疎水タイプをチョイスしたかというと、ユーザー様の住んでいる地域が降雪地であることと、ホンダ車全般なんですが塗装があまり強くない、柔らかいので撥水タイプのコーティングだと、よほどしっかりメンテナンスしないと一般的な洗車では除去できない雨染みだらけになります。こうなると研磨するか雨染みリムーバーたるもので落とすしかないんですが、愛車と長く付き合おうと思うと両者ともあまり得策ではないですよね…
なので今回はユーザー様と話し合った結果、疎水タイプになりました。
疎水コーティングってあまりメジャーじゃないと思うんですけど、簡単にいえば、撥水と親水の中間です。
体感的にいうと、降り始めのパラパラした雨では撥水し、そこから雨が降り続くと撥水した玉どうしがくっつくように大きな玉になり、ある程度重たくなると流れていくという感じです。大きな玉になるところが重要で雨染みをかなり軽減できます。余談ですが、雨染みなんでなるのー?ってよく聞かれます。巷ではレンズ効果だの撥水の角度だの言ってるところ多いですけど、わかりにくいんですよね…ぼくが思うに汚れた塗装面に汚れた水がかかりそれが高温で太陽で焼かれることで蒸発と同時に塗膜をえぐっていく、撥水の小さな玉なら尚更蒸発スピードが速く、高温になる。だから雨染みのえぐりがひどい。てな感じかなと。結論からいうと防ぎ様がないんですw 車を外置きなら特に。
ただ、少しでも防ぐために大きな玉にして、蒸発スピードと一点集中の熱を和らげているといった感覚です。
あと、降雪地とも書きましたが、撥水コーティングをしたお車に雪が積もると著しく撥水が弱ります。雪で撥水基が崩れちゃうんです。メーカー様苦しんだようです…
話はそれましたが以上の事を踏まえて今回は疎水コーティングを施工しました。
写真は施工風景です。
新車ですが、初期洗浄(鉄粉除去&ヒンジ部等の余分なグリス汚れ落とし)→ポリッシュ→洗浄→コーティングという順で作業行いました。2枚目写真は初期傷です。
ご納車時にお客様にも大変喜んでいただきました。
新車って綺麗になるんですよ! 河本でした。